2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

観測データ法則化のわざとらしい例

単純化してわざとらしい例を作ってみる。 データ数が少なすぎる、そんなに単純ではない、とすぐに思いますが、この例は批判されるためにあるということで行きます。 自然を観測して以下のような数列データを得た。 414442434454 何度も観測しデータを見てい…

物体の落下の思考実験について。

この実験は、重いものほど速く落ちるかどうか、を確かめるための実験です。そんなことは、落としてみないとわからないではないか、とも思えます。落としてみなくても、頭の中で考える=想像する?だけでわかる、ということはどういうことか。 重いものほど速…

重いものほど速く落ちるということについての思考実験について。

軽い物体は落下速度が遅く、重い物体は落下速度が速い、とする。軽いものと重いものをひもで連結して落下させるとどうなるか。連結したのだから、全体では重い物体+軽い物体の重さになるのでさらに速く落ちる、のか、軽い物体の落下速度と重い物体の落下速度…

重いものほど速く落ちることの質

アリストテレスの立場がどうであれ、物の動きを正確に表現する、予測する、という点については、重いものほど速く落ちる、よりも、ガリレオ(ガリレイ)の、落下速度は物の重さと関係ない、のほうが、「正しい」のではないか、と思えます。 ガリレオは、重い…

重い物ほど速く落ちるという法則はどういう法則か。

重いものほど速く落ちる、という考えには、変な感動があります。あーそっか、なるほど……確かに……、と思ってしまいそうになる直感的な正しさがあります。確かめてみたわけではないので、わかりませんが、実感的にはほとんどの場合、重いものほど速く落ちる、…

今までの観測データから作られた法則が、これからの観測や、観測していなかった時のことにも適用できる、ということについて。

観測データがある部分については、個々のデータから、それらに共通する規則性を見ようとすることができます。観測データがない部分は、データがないのだから、規則性も何もない、はずだと思えます。しかし実際には、観測データがある部分の規則性が、まだ観…

今までの観測データから法則を作り、これから起こることを予測する、あるいは、(過去の)データがないときのことを推測する。

素朴に考えると、観測データは、証拠として手に入る、手がかりとして利用できる、唯一のものであり、もっとも大事にしなければならないもので、これをもとに法則が作られた、と考えられる。どんなに簡潔で応用の利く法則を作ることができたとしても、その法…

法則の質と適用範囲

毎日太陽が昇る(落下速度は物の重さとは無関係)という法則を立てたけれど、毎日太陽が昇る(落下速度は物の重さとは無関係)という法則は変化しないということが成り立っていなかったら明日は太陽が出てこないかもしれない(落下速度は物の重さと関係する…

法則の規則性2

また話は飛びますが、いきなり不規則にならない、いきなりそれまでと異なった動きをしない、ということが、法則と予測にとっては、とても大事なことかもしれない、という話です。 これまでの物の動きをいろいろ見て、たくさんの観測データがあって、そのたく…

考えの中の矛盾

正確な話を知らないのですが、軽いものは落下速度が遅く、重いものは落下速度が速い、とした場合、軽いものと重いものを連結して落下させるとどうなるか、というと、連結したのだから重い物体よりもさらに重い物体になるわけで、連結するとさらに速く落ちる…

物体の落下速度は重さに比例することについて

歴史的な事実(アリストテレスのこととか)を知らないので、完全に想像で書きますが、物体の落下速度は重さに比例する、ことについて少し妄想します。ちゃんと調べようと考えず、厳密に考えようとも思わず、楽してダラダラ妄想しているだけですすみません………

手前向こう問題と、上下左右問題

地面に描かれた的の左を狙ってボールを投げるとボールは的の左に落ちた、的の手前を狙ってボールを投げるとボールは的の手前に落ちた、の違いについて。 的の左を狙ってボールを投げた場合、投げ損ねでもないかぎり、ボールは左に落ちる。的の手前を狙ってボ…

左右と手前向こうの違い

予測ということに関して、数式から少し離れてみます。もっと素朴に考えられないか? 素朴がいいのかどうかはわかりませんが……。数式じゃなかったら素朴になるのかというとそうも思えませんが……。 ボールを上に向かって投げると、ボールが上に投げ上げられ、…

チューリップ花弁曲面方程式

全然違うかもしれないのですし、植物の知識は全然ありませんが、例えば、チューリップを毎日見ている人が、チューリップの花びらの形は数式であらわすことができるのではないか、と考えて、いろいろ試行錯誤して、チューリップ花弁曲面方程式を完成させたと…

法則ができるまで

やっぱり位置や速さが決まりごとということと、投げた石が落ちる場所が決まりごとであること、は全然違うことです。単位時間当たりの移動量を速さとする、ということは予測とは何の関係もない。全体的にまったくわかってないか混乱してるか当たり前のことを…

法則の規則性

ジャンプしない、ということが大切なのではないか? ジャンプ、というか、突然不規則にならない、ということが大事なのではないか? 不規則なものはあり、それにはそれなりの対応がある。規則的なものが突然不規則になる、あるいは、不規則なものでもそれま…

速度、動きの予測

機械を使って正確に測定し、新幹線が大阪を9時に出発して東京に12時に到着した、あるいは今この瞬間の1メートルを何秒で通過した、だから新幹線の速さは時速何キロだ、とわかった、というようなことは、そういう事実に速さという名前をつけただけ、のような…

速度と動き

あのときにあそこにいて、このときここにいる、ということについて、座標で表現し、あの時とこの時の差を考えると、それが速度になる、のようなことは、そう決めただけのことで、それが数学(数式)で表現される、ということにいろいろ問題はあるのかもしれ…

関連サイト 科学 ( 2007.06.08 - 2007.06.15 )

「道具主義」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%93%E5%85%B7%E4%B8%BB%E7%BE%A9 『研究動向 ガリレオの手稿とDrakeの研究――近年のガリレオ研究――』 http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/phisci/Newsletters/newslet_10.html Drakeの研究は多くの研究者の関心を…

役に立つかもしれない本のメモ 科学 ( 2007.06.08 - 2007.07.07 )

高橋憲一『ガリレオの迷宮―自然は数学の言語で書かれているか?』(共立出版 2006/05)isbn:9784320005693 http://www.kyoritsu-pub.co.jp/shinkan/shin0605_04.html スティルマン・ドレイク『ガリレオの生涯 1』 スティルマン・ドレイク『ガリレオの生涯 2』…