2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

上野修『スピノザの世界』(講談社現代新書)isbn:4061497839

2回目読了。読み終わってみると結構難しくて理解できないところが多かった。これを読んでしまうとよくわかってしまって『知性改善論』も『エチカ』も読まなくてもいいような気がしてしまうのではないかという意味ではどうか、のようなことを以前思ったけど、…

『知性改善論』asin:4003361539 読了

読了とはいっても、文字を見ただけ。何も頭に入っていない。 岩波文庫の解説が結構分量多い。とはいえ、『知性改善論』を日本語で読むのならたぶん岩波文庫で読むのだからほぼ必ずこの解説を見ることになるわけでこの解説があるから特に岩波文庫がお勧めとか…

サルトル × スピノザ

http://homepage1.nifty.com/kurubushi/card16725.html 意識の作用(反省作用)である。意識は、それによってモノがモノそのものであることを確認し、それとともに自分がモノでは「ない」ことを認識する。この「モノでない」ことが意識の自由の根拠である。…

アリストテレス × スピノザ

http://homepage1.nifty.com/kurubushi/card68943.html 例えば、私は今糖尿病である。これは、私に糖尿病を発現させる遺伝子があり、また、カロリーの高いものを食べすぎたからであるに「違いない」。これは学問的認識である。だが、カロリーの高いもの、甘…

デカルト × スピノザ 情念について

http://homepage1.nifty.com/kurubushi/card23279.html デカルトでは実体的、実在的に峻別されていた心身は、スピノザでは同じもの(実体)の二つの側面(属性)の派生物でしかない。 このことは、両者の能動−受動概念に決定的な差異をもたらす。なぜなら、…