チューリップ花弁曲面方程式

全然違うかもしれないのですし、植物の知識は全然ありませんが、例えば、チューリップを毎日見ている人が、チューリップの花びらの形は数式であらわすことができるのではないか、と考えて、いろいろ試行錯誤して、チューリップ花弁曲面方程式を完成させたとします。現実のチューリップの花びらとはあまり一致していないけど、平均的には一致している、なんとなく一致している、式も結構複雑、という程度だけど、とにかく式で表すことができた。式ができたから、他のいろいろなチューリップの花びらも調べて、式が現実の花びらに合うように修正していった。チューリップ以外の花でもできないかと考えて、チューリップと同じユリ科の(いまウィキペディアでチューリップがユリ科であることを調べた)花であるユリでもやってみた。するとユリの花弁曲面式はできたけど、チューリップとは似ても似つかない式になった。でもこれはきっと統合できる、と考えて、いろいろがんばって、ついにすべてのユリ科の花の花びらを表現することのできるシンプルな式を作ることができた。

  1. ユリ科だけでなくすべての花の花びらを表現する式が完成した。
  2. この式は花びらだけではなくて花の周囲、茎や葉や根にまで適用できそうなことがわかってきた。
  3. 方程式を見ると茎のある場所から枝が出ているはずなのだが、現実の花の茎からは枝が出ていなかったので、そこに接ぎ木してみたら、普通に接ぎ木するよりずっと速くくっついて、成長も速かった。

のようなことがあるのか? というような話です。あるかもしれないしないかもしれない。そうじゃなくて、花がこの先どう成長するかが予測できる、のような話だろうか? 成長予測のほうが合っているような気はする。経験則を数式で表現した、というところが、物体の運動と合っている。花は数式じゃないんだから、今ある花を数式で近似することはできても、花のこれからの成長を予測することはできない、ということではない、という点も、理解できる、ような気がする。