2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

日記

なかなかやめられないけどやめたい習慣がある場合、「この1回で最後にする!」ではなく「今回だけやめる。明日はするけど」にしたほうがいい。 なぜなら、前者は一度もやめられない可能性があるが、後者は少なくとも一度はやめられるから。 という考え方は…

映画

『グランド・イリュージョン』116分 2013(新宿ピカデリー)(>

幸福

幸福とは他人との競争における勝利から生まれるのではない、ということ、または、幸福とは心持ちの問題であって不幸だ不幸だと思っていたら自分の幸せに気付けない、今の自分がいかに恵まれているかを自覚する「足るを知る」こと、これはいくら強調してもし…

好悪

Aさんは私が考える最悪のことを言うし行う。しかしAさんのことは嫌いではなくむしろ好きだ。Aさんに会うと厳しい口調で意見されるが、Aさんを嫌いにはならない。 Bさんは特に何か目につくことを言ったりしたりするわけではないが、Bさんのことは大嫌いだ。B…

主義と好み

自分は主義主張Aを持っており、それを他人に向けて言い、対立する主張Bを批判する、とする。 しかし、自分の好みはBであり、ついついB的な考え方をしてしまうし、Bであることが大好きだ。 でもBはいけないことだと思っており、Aでなければならない、Aである…

能力主義

社会は結局、大多数の人が「無能役立たずは人に非ず」みたいな考えだと思います。仕事ができる人は無能を精神的にイジメ殺す権利がある、というスタンスでいる人が本当に多い。自給750円のバイトさえ、そのような責任が発生する http://twitter.com/utsuerub…

『ルネサンス 経験の条件』文庫化

長らく品切れが続いていた岡崎乾二郎『ルネサンス 経験の条件』(筑摩書房)がついに文庫化! 文藝春秋社から「文春学藝ライブラリー」の一冊として、2014年2月刊行予定。光栄にも解説を担当いたしました。10年以上を経てもまったく色褪せることのない奇跡的…

宗教に対する批判

(まず最初にものすごく単純な話から) 「宗教についての批判は終わっている」という意味では終わっているのでもう特に真剣になる必要はなく単に説得の技法の問題ということになります。もちろん知的で理性的な批判が必要になる場面は多い、というか、知的で…

N的N

弱い者やそれがなければならない者が必死に作り出して得た物を強い者や別にそれがなくてもかまわない者や非当事者がやすやすと使ってしまうことに対して義憤を感じるのではなくそうだろうそうだろうと思うことができれば、多くの憤りを抑えることができる、…

能力の差という圧倒的な現実をどう受け止めるか

私の周囲では「順位のない徒競走」は今はなくて、ランダム性の強い障害走(「後ろ向き」とか「ドリブル」とか書かれたカードをめくってそれに従う、等)が多い。機会の平等というか、能力差を人前で晒すことの忌避。 2011/11/07 http://b.hatena.ne.jp/entry…

怒りは無生物に対しても発生する

http://d.hatena.ne.jp/zhqh/20130930/p1 怒りは無生物に対しては発生せず、生き物、特に人間に対して発生する。それは、人間を、自由意志のあるもの、だと考えているからだ。 というスピノザさん経由の考え方がありますが、怒りは無生物に対しても発生する…

論敵

最初に感情があるから、最初から叩き潰そうとしてものを考えてしまうので、論点じゃないところにこだわられたり、揚げ足取られたり、逃げ回られたり、負かされたり、そういうことが起こってさらに感情がこじれたり、となるわけで、最初から自分の材料を全部…

死なす

新聞記事に「死なす」「死なせる」という言葉が出てくるのをたまに見るのですが、「殺す」となにが違うのでしょうか。 「殺す」は殺意がある、ということなのかな、と思いましたがその場合、誤って殺してしまう、という状況はないことになってしまいます。 …

映画

『パッション』2012 ブライアン・デ・パルマ 101分(TOHOシネマズ みゆき座)(^^)

怒りの「非日常」的感覚について

怒ることは全然日常ですが、日常生活や社会生活で、怒りを示してしまうことは、あぁそこに一歩ふみ込んじゃうんだな、という感覚、境界を越えた感覚があることもまた確かです。その手段をとってしまったか、という感覚、次の段階の対応が要求される場面に入…

映画

『凶悪』2013 山田孝之、ピエール瀧、リリー・フランキー、白石和彌 128分(新宿ピカデリー) 映画の感想として「ぜひ映画館で見たい!」というものがありますがこの映画に関してはそれが出てくる可能性がゼロなのではないか?という感じがしました。それく…

映画

『天国の門 デジタル修復完全版』1981 マイケル・チミノ、イザベル・ユペール 216分(シネマート新宿)

映画

『クロニクル』2012 ジョシュ・トランク 84分(シネマカリテ)

映画

『そして父になる』2013 福山雅治、樹木希林、是枝裕和 120分(新宿ピカデリー) 家族ファシズム、父親ファシズム映画だと事前に聞いていて、その通りだったのですが、勉強は得意でもスポーツは苦手という状態があるという逃避的(現実ではあまり見たことが…

映画

『共喰い』2013 青山真治 102分(新宿ピカデリー)

怒りの肯定について

多くの人に評価されている人、世間的には良い人物だと思われている人、私の周りにいる人が高く評価している人が、実は不正なこと卑怯なことを、意識的にか無意識的にか、行っており、それをするどく告発することで、その人に対する世間の評価を適正なもの、…

映画

『地獄でなぜ悪い』2013 園子温、長谷川博己 129分(バルト9)(^^) 「自信を持つ」ということに全く肯定的な感情はないのですが、『地獄でなぜ悪い』の長谷川さんの圧倒的な自信には不快感が全くなく、この映画のよさは、あの自信だった。 ただ、ああいう自…