2005-06-28から1日間の記事一覧

「スピノザの懐疑論批判」

http://d.hatena.ne.jp/charis/20040921 真と偽は互いに独立したものではなく、真が、真と偽の区別そのものを与えているという点にある。どのように根源的な懐疑も、特定の何かを「偽ではないか」と疑うまさにその点において、当の偽を可能にする真の地盤に…

スピノザ『エチカ 上』(岩波文庫)isbn:4003361547

P76 定理十九 神あるいは神のすべての属性は永遠である。 「神の属性とは神的実体の本質を表現するもの(定義四により)、言いかえれば実態に属するもの、と解されるべきである。」 「(『デカルトの哲学原理』定理十九)」 定理二〇 神の存在とその本質は同…

「スピノザ的政治」

http://blog.livedoor.jp/easter1916/archives/26188819.html スピノザは、否定的なものを否定する事によって肯定的なものが得られるとは考えなかった。一見否定的なものも、それが存在する限りは、それを取り囲む諸般の事情から理由あって存在し、理由あっ…