「スピノザ的政治」

http://blog.livedoor.jp/easter1916/archives/26188819.html

スピノザは、否定的なものを否定する事によって肯定的なものが得られるとは考えなかった。一見否定的なものも、それが存在する限りは、それを取り囲む諸般の事情から理由あって存在し、理由あって存続しているものなのだから、否定的なものだけを手術のように切り取る事などできないのだ。ピューリタン革命のように、チャールズ一世を処刑したとしても、その代わりに同じ場をクロムウェルが襲うという例を、スピノザは示唆している(cf.『神学・政治論』)。

ああ……。ほんとに『エチカ』っぽく、必然として政治を考えていそうだなあ、と思いました。思いました……。『神学・政治論』も期待。