小さいころを思い出す日記

うどん屋に行くと言われるとがっかりした。そば屋だとがっかりはしなかった。りんごがあるよと言われるとがっかりした。みかんだとがっかりはしなかった。同じように、お菓子や果物が売っている店なら嬉しいが、そういうものが売っていない店に入るとがっかりした、という感じの対比があり、それは、雑貨屋のような店がなく、店らしい店といえば農協しかなかった母の実家の近くに遊びに行ったときよく経験したような気はするがあまり覚えていない。農協にはこどもが目につく物は確か野菜しかなかった、ような気がする。近所の唯一の公共交通機関だったバス停にはアイスクリームの自動販売機があった、ような記憶がある。単なるジュースの自動販売機だったかもしれない。家は小さな山のふもとにあり、家の前の道を外れると坂と言うには急すぎる雑草だらけの崖のような斜面があり3mほど降りると田んぼでその横には真っ赤な腹のあるイモリを何度もつかまえた(昔は蛍もいたらしいが私は見たことがない)川と滝がある。川の横を過ぎてなだらかな坂道を200mほど降りるとバスも通る舗装された道に出る。その角に店があったが小学生に入る前になくなっていた、記憶があった、ような気がする。だから本当に角に店があったかどうかはわからない。去年まではこの角に店があったが今年はもうないねえ、という会話を聞いていたような記憶があった、ような気がする。その角の店の代わりなのかどうか、小さなトラックような移動店舗(後ろの扉を開けると中には棚があり生活雑貨が並んでいる)がその角まで来ていたので、そこで何度かお菓子を買った、ことは覚えている。来る時間が決まっていたのか、止まる場所はいつもその角だったのか、叔母や母と来たことは覚えているが店の人がどんな人だったか、などは全く覚えていない。私は文章書くの無理だなと思いました。