日記

『リアル 完全なる首長竜の日』2013 黒沢清佐藤健綾瀬はるか染谷将太 127分(新宿ピカデリー)○
 
最初から最後までシリアスな場面が続くのですが、どう見てもギャグとしか思えない画面がいくつかあった。
いきなり出てきた松重豊さんがご飯食べてるところとか、明らかにギャグだとは思います。
解像度の粗いざらざら画面が、どーん!おどろけ〜!とばかりに拡大されてそのままクローズアップになるところ(心霊写真で霊の写っているすみっこがここだよ!こわいで!とアップになるように)なんかは、映画の迫力ということ、そしてそれがそのまま、すごいやろ?という意味でのギャグにつながるということ、なんかがクリアに示されたような気がして居住まいを正しました。
でも、客席は完全にシーンとしていたので笑えませんでした。映画館における笑うという行為は、これくらいでいいのだ、と強く思いました。
 
今朝は寒かった。