日記

欲望の交換かなにかはわからないのですけれど、自分は全然評価していないむしろだめだと思っていたものについて話した相手が良い評価をするとその場ではそんなことないのになぁと思ってもそれがずっと心に引っかかった状態になって遂には自分も良く思ってしまう、ということや、その逆で、自分は良いと思っていても話した相手がだめだと言うとその場ではそんなことないのになぁと思ってもだんだんだめだと思えてくるようになる、ということがあります。しばらくしてその相手に会うと(ここで言う会う会わないは比喩であり実際に会話したり会ったりするわけではありません)相手はその時の評価と逆の評価を言いうむむ……となることがあります。また、誰かとの会話でなくても、何かに高評価を下したり、批判したりしたあと、そのことがずっと心に引っかかっていろいろ考えを重ね、結局は批判するようになったり高評価に転じたりすることがあります。
これは、自信のなさの現れと考えればいいのか、多面的な見方ができるようになったと考えればいいのか、人間というのはそういうもの、と考えればいいのか、あることについてこだわっていろいろ考えていると良いとか悪いとかいう評価の問題ではなくなる、ということなのか、どう考えてもいのか。