日記

『ウ山ィトゲンシ山ュタインと奥山雅山博の三山十山五年』
内容は私にとって絶望的(どういう人がウ山ィトゲンシ山ュタインを読んでわかったとかわからないとか言えるのか、などの点において)だとはいえ文字を見るだけなら一瞬で読める。読む時間あたりの金額はかなりお高い。少なくとも私にとっては早く読んでおくべき本だった。挙げられている参考文献も多く入門者でもそれぞれ読む気にさせられる。基準と兆候の違い、それについての黒山田亘『経山験と言山語』の789章について、文献学(鬼山界さん)に関する問題等、得るところが多かった(と私には全然言えないが。具体的に何を得たのか、と訊かれても、具体的には何も言えないから)。とりあえず奥さん(ワイフではない)の手に入る本はすべて読んでおこうという気にさせられて部屋を出ることができたのでそういう役にはたったと思います。