素朴な「像」理論の問題点の解決

命題は事実の像ではなく「意義」の像である。

  • 「事実」:実際に成り立っていること。
  • 「意義」:「事態」。成り立ちうると考えられること。事実の「可能性」、「論理的な場所」。
    • パリの法廷で自動車事故が人形で再現されたことにアイデアを得たというエピソードはここにかかわる。
  • 「命題は論理空間の中のただひとつの場所を指すことだけができる」P57

この考え方だと、偽の命題の場合(命題が事実ではない場合)でも、問題はない。
ただし、否定命題、複合命題の問題は残る。
→真理関数の理論による解決。