呪いのイメージ

諸星大二郎さんのマンガに、確か妖怪ハンターか何かだったと思うのですが、古代人(縄文人?)に呪いをかけられてしまう、という話があります。ある男が森の中で猟をしていると迷ってしまい、途方に暮れていると茂みから急に動物が飛び出してきたので撃ったら、その動物はなんと人でした。男は恐ろしくなってその場から逃げてしまいますが、撃たれた人と一緒にいた父親は、男に向かって何か言葉を投げかけます。男はなんとか森を出ることができ、家に帰ることができましたが、その夜から不眠に悩まされます。とたえ眠っても夢の中で、撃たれた男の父親がうめく呪いの呪文が頭の中で響くのです。その呪いが「トコイ…… トコイ……」という呪文なのですが、初めて読んだとき、なかなか秀逸な擬音語(擬態語)だなぁ、と思った記憶があります。今もそう思います。そんな「トコイ…… トコイ……」ですが、最近わけあって以下のサイトを見ています。
http://marina.sys.wakayama-u.ac.jp/~tokoi/
床井(とこい)さんは「トコイ…… トコイ……」を見たとき、「なかなか秀逸な擬音語(擬態語)だなぁ」と思うでしょうか? 思わないような気がします。
、もしくは、私以外の多くの人は、深い森の中のある場所が、古代の縄文時代と通じており、そこで息子を殺された父親が、縄文の暗い洞窟の中で、「トコイ…… トコイ……」と呪う姿を、「なかなか秀逸な擬音語(擬態語)だなぁ」と思うでしょう。いました。
しかし、OpenGLプログラミングで有名な床井先生は、「トコイ…… トコイ……」を「なかなか秀逸な擬音語(擬態語)だなぁ」と思うでしょうか。私にはわかりませんが、お思いになられないような気がします。


http://trust-me-swan.cocolog-nifty.com/swan/2007/09/post_20e8.html
いろいろ記憶違い、知識の間違いがあったようですみません……。