『入門』前期→中期メモ2
- [前期]写o像(命o題は現実の写o像である、現実と比較して真o偽が決まる)
- 相互に独立の命題があり、それぞれの命題が独立に現実と比較され、それぞれの真偽が決まると、複合命題の真偽も自動的に決まる。
- すべての推論はトoートロジーに基づく。
- 相互に独立の命題があり、それぞれの命題が独立に現実と比較され、それぞれの真偽が決まると、複合命題の真偽も自動的に決まる。
- 検証(命題の意味は検証方法である)
- 検証は、写像における現実との比較の具体化
- 検証方法が確定しない命題は無意味である
- 命題の真偽を知るためには、命題の意味を知っていなければならない。命題の意味は、文法に属する。
- 経験による真偽の決定は、命題の意味が確定した後の二次的な仕事に過ぎない
- 兆候と現象の区別
- 検証方法が複数あるような命題について
- 「隣室に兄がいる」
- 「足音が聞こえた」「さっき入っていくのを見た」・・・
- これは複数の検証ではない。現象の検証ではなく、兆候の検証に過ぎない。
- 現象ー命題は、内的な関係(ここの説明は相当微妙。時間があるとき引用する)
- 兆候ー命題は、経験的・外的な関係
-
-
- 検証方法が異なれば命題の意味は異なる
- 自然法則について。法則は命題を点とすると点と点を結ぶグラフのようなもので、命題は直接経験によって検証されるが、法則はその中の点が検証されるだけで全体が確証されるわけではなく、蓋然的なものにとどまる。
- ある測定と別の測定が同一の命題(法則)を証拠付けるわけではない。検証方法が異なれば命題は異なる。それぞれの点が検証されたに過ぎない。
-
- 「隣室に兄がいる」→隣室に兄がいるとしか言えない状況(隣室に兄がいるという現象)
- 「足音が聞こえた」→足音が聞こえたという状況(足音が聞こえたという現象)
- 「さっき入っていくのを見た」→さっき入っていくのを見たという状況(さっき入っていくのを見たという現象)
-
- 「隣室に兄がいる」
- [中期]文法
- 色問題(青と黄色は同一場所を占めない)
-
- 棒の長さが2メートルなら3メートルではない
- (すべての要素命題を現実と比較しなくても)ある事態の成立からそれ以外の事態の不成立を推論することができる(前期理論、要素命題の独立性の否定)
- トoートロジー以外の推論がある。
-
- 検証方法が確定しない命題は無意味である。命題の真偽を知るためには、命題の意味(検証方法)を知っていなければならない。命題の意味は、文法に属する。
- 検証方法(命題の意味)の厳密な指定=文法規則の提示
- 色問題(青と黄色は同一場所を占めない)
- この時点ではまだ、命題が現実と比較される、という考えは保持されている
- 文法と現実の比較
- 適用のされ方が意味を決める=検証=写像
- 中期完成・後期への一歩は「志向性の問題」から