落下の表現と重さの表現

だいたい、重い、ということも、持つと手にずっしりくる、というような、重いものほど速く落ちる、という表現と、五十歩百歩の表現しかできません。ということは逆に考えれば、重いものほど速く落ちる、という表現は、重さの意味に含まれているのであって、重さの端的な表現ということなのではないか? だから、重いものほど速く落ちるわけではないと言ったとき、それはもう重さのことは問題になっていない、ということなのではないか。地球は丸いと言ったときの丸さは、ボールが丸いと言ったときの丸さとは、意味が異なるように。地球は丸いときも丸は丸ですが。