悪者が自分の場合

知り合い友人恋人家族などの関係を他人と持つと、その関係上、しなければならないこと、保たなければならない状態、が発生する。
それをうまくやっていくことが、関係を継続していくために必要となる。
それをうまくやっていく能力に乏しいと、関係を継続していくことは困難となる。
悪いことをする人にもそれなりの理由がある、のかもしれないが、悪いことをしていることに変わりはない。
悪いことをしているということそのものによって、悪いことをしている人は責められる。悪いことをしている人は悪い。
悪いから知り合いにも友達にも恋人にも家族にもなりたくないし一緒に仕事をしたくない。
したくない、と書くと、したい、という選択があるような気になってしまうけどそうではない。そういうはなしは次の段階。
悪いことをする人にもそれなりの理由がある、ということが意味を持つのは、悪さではなくその人そのものが問題になるときだ。
人は通常人そのものとして表れず、良いか悪いか遠いか近いか、のような形で現れる。
自分の悪さ、能力の低さ、を知っている場合、その悪さや低さに見合った関係でなければ期待に応えられないという恐怖がある。