東京オリンピック

東京オリンピック』(170分 市川崑 1965年)早稲田松竹 (><)
 
今ではもう誰も信じていないオリンピックの崇高な理念が冒頭とラストで高々と語られ、隔世の感がある。女子80メートルハードル決勝出場の日本の選手のレース前の動き、競技場の芝生の上に突然布を敷いた瞬間その上で後転を行う等の動きが楽しい。目じりに貼られた白い四角ももう長い間見ていない。砲丸投げソ連の選手が投げる前に何十回と繰り返すおまじないのような神経質な動作。このあたりは楽しかった。