恐怖について

ちょっと怖い写真がありますので注意してください。

これは何かわからないものが窓の向こうから見ている写真です。
そして、これは怖い写真です。
これが怖いのは、何かわからないもの、が理由ではありません。
何かわからないものを、白日の下、たとえば、グラウンドの真ん中で見たとしても、怖くもなんともありません。
この写真と同じ構図で、たとえば可愛らしい男の子が窓の向こうから見ていても、怖い、のではないでしょうか。
その可愛らしい男の子が人懐っこい笑顔で、顔がはっきり見えていたら、怖くないかもしれません。
人懐っこい笑顔でも、顔が暗くてはっきり見えなかったら、怖い、ような気がします。
つまり、明らかにまともではない意志が伺えるとき、もしくは、はっきりとした理由がわからないのに、何らかの意志を持って人が存在するとき、そしてそれから逃れるのが難しそうなとき、恐怖を感じるのではないか、と思います。