誤診0

「文法」についてはいまいちわからない、というより、全然わからないままでしたが、『誤診』にかなり踏み込んだ説明があったので、何となくわかるようになった気がします。
事実がどうあったとしても事実には左右されない、事実を述べたものではない、というところが文法、ということでしょうか。『入門』では、実際そういう事実がある、ということを言おうとしても、その言葉を用いなければ事実を語ることもできない、という説明はあったのですが、そこからだいぶ踏み込んだわかりやすい説明になっていたと思います。それでもそういうことに気づいたのは2回目読んでからだったので自分の理解力の無さが嫌になります。
とはいっても、「私には他人の痛みがわからない」ということは文法だけれども、「私(の独在性の事実)」は文法ではない、というところあたりはまだよくわからなかったので、まだまだです。
文法であるには一般性が必要? このあたりは『入門』にも中期から後期への移行として触れられているところでもあります。もう少し読んでいこうと思います。