私が青を見ると青い感じを感じるが、他人が青を見ると私なら赤を見るときに感じる赤い感じを感じているかもしれない
- 1.「赤い色を想像しろ」
- 赤い色は心の像に先行する
- 2.「私が赤(A)を見るときに感じる赤い(B)感じ」
- 「赤(B)」は、結局「赤(A)」と同じではないか?「赤い感じ」とは結局赤い色を見たということではないのか?
- 3.「「赤い」(A)は赤い(B)ことを意味する」
- 「赤い(B)こと」とは言葉ではなく赤そのものを意味するが、言葉で表現しているのだから結局言葉であり赤そのものではない。赤そのものについては言葉では言えない。
「青を見る」→「青い感じ」がする、というやり方だと、うまくいかないのではないか。
- 「私が郵便ポストを見ると赤い感じを感じるが、他人が郵便ポストを見ると私なら海を見るときに感じる青い感じを感じているかもしれない」
- 「私が波長nの光を見ると赤い感じを感じるが、他人が波長nの光を見ると私なら波長mの光を見るときに感じる青い感じを感じているかもしれない」
- 「他人は郵便ポストを見たときに、私が郵便ポストを見るときに感じるものではなく、私なら海を見るときに感じる感じを感じているかもしれない」