日記

まず基本的な前段階として以下の状況がある。
どう考えて愚かとしか思えない状況を叩く前になら何故そのような状況に陥らざるを得なくなってしまうのかを考えるべきだというのはまったく正しいが、そのような姿勢で相手に臨むことは実は相手に対してまっとうではないから相手に対して論点を明確にした上でストレートに対決するべきだ、しかしそれでは何も変わらない以下で、対決すればするだけ自分も相手も硬くなってしまう。では相手を変えることだけを戦略的に考え相手を変えるためならどんなレトリックも使うべきなのかそれはやり過ぎなのか、レトリックの問題ではないのか。


その上で、たとえば、人の悪口をいうやつはみっともない私は言わないけどね、とか http://b.hatena.ne.jp/zhqh/20110721#bookmark-51735194 とかいう状況がある。不思議なのは、この種のことが言われるとき、明らかに自分の行動も対象のうちのひとつなのに自分だけは対象から免れるかのように思えるのか、ということ、ではない。自分は対象と関係がないという意識からしかこの種の発言は出てこないからです。


自分が発言したり、何かを言いたくなってしまう時、何を目的として言うのか、どうなることを目指して自分はこのことを言っているのか。どうなることも目指していない、ただ本当のことを考えたいだけだ、なのか、どうなることも目指していない、ただ言いたいだけだ、なのか、それを明確にする事は重要か。