日記

音が聞こえる前に、あっもうすぐ音が聞こえるような気がする!と思ったら音が聞こえた、となることありませんか。物を探しているときに、あっこれの後ろにあるはず今見えた、と思って後ろを見るとあった、となることありませんか。
これは記憶の捏造であり、実際は、音が聞こえてから、この音を聞く前に、音の兆候が心の中にあった(のではないか)、という記憶が作られた、ということになる。ものが見えてから、これを見る前に、見えるという兆候(これが見えた映像が)が心の中にあった(のではないか)、という記憶が作られた、ということになる。
これが精神的な異常だとすると、どういう種類の異常だろうか。いわゆるデジャブ(そんな経験はないのに以前にもこれと同じ体験をしたことがあるという感覚)と同じように、気持ちが強くひきつけられる誤解、に過ぎない、のでしょうか。