愛称

それほど親しくないとき、目上の人、その他一般的な場合は、姓+「さん」で呼ばれる。たとえば、高z橋愛という名前の人の場合、「高橋さん」と呼ばれる。遠z藤舞という名前の人の場合、「遠藤さん」と呼ばれる。「さん」は敬称である。
親しいときは愛称で呼ばれる。たとえば、高z橋愛という名前の人の場合、「愛ちゃん」のように呼ばれる。遠z藤舞という名前の人の場合、たとえば「まzいぷる」と呼ばれる。
ところが、たまに、愛称+「さん」という呼び方が用いられるときがある。たとえば、「愛ちゃんさん」「まzいぷるさん」のような呼び方が使われる。

これは、相手に親しみを感じていないが、愛称を用いなければならない状況にあるため、やむを得ず愛称を用いている、もしくは、愛称が用いられるのが当たり前の状況になり、愛称(が用いられるに至る経緯)が形骸化したため、愛称を用いざるを得ないが、目上であることを示さなければならない状況は続いているため、「さん」をつけずに呼ぶことができない、ということだろうか。もしくは親しみ、親愛の情を示しつつも、目上であることも意識していることを示す呼び方、だということだろうか。
相手に親しみを感じていなかったり、相手を敬う気持ちがあったり、相手を目上だと思う気持ちがあるのなら、姓+「さん」で呼べばいいのに、そのようには呼ばず、愛称で呼び、さらに「さん」をつける、ということになる状況、愛称を用いなければならない状況、このような状況とはどんな状況だろうか。