笑えるエロ画像

タンブラーの話をしません。
タンブラーを初めて2ヶ月ほどで、相当数のエロ画像(主に服を着ていない人の画像)を見ることになるのですが、思わず笑ってしまう画像が結構な割合で含まれているんです。笑わそうとしているわけではなく、コミカルなわけではなく、純粋にエロを狙っている画像なのですけど、その、ほーらエロいでしょ、という感じや、むぎゅっという感じが滑稽で笑ってしまうんです。これは特別な人の変な感性だけが捉える特異な感覚ではなく、多くの人が感じることのできる感覚だと思います。たとえば以下のような画像です。

これで笑えるかというと微妙かもしれません。適当な画像が見つかりませんでした(めんどうなのでわざわざ探したりしませんでした)。これがエロ画像かというと違うかもしれません。でも、これはないだろう、のようなことを少し思います。
で、私のようなこと、笑っちゃうエロ画像ってあるなあ…… と思う人がたくさんいるはずだ!と思い、「笑える エロ画像」で検索したら、もうたくさん見つかって、2chのスレッドもたくさんあって、2chまとめサイトに取り上げられているスレッドまでたくさんあるから、これは楽しみだなあ、と思ってリンク先を見たら、全然違いました。単におもしろいだけのエロ(グロ)画像でした。おもしろいエロ画像がどういうのものか、見なくても想像つくかと思いますが、どぎつくて疲れます。そういうのは見るとどぎついので疲れると思います。疲れるのが駄目なのか?というと全然駄目じゃないですけど、駄目じゃない人は見ればいいと思います。私も駄目じゃないので見ます。本当は見ません。やっぱりきついのは辛いからです。結局そういう微温的な、暇つぶし的な話だろう?と思うともうやめたくなりますが、いまはまだやめていません。早いうちにやめたい。微温的が駄目なのか?暇つぶしだけの人生は駄目なのか?こういう不毛な問いに真剣に立ち向かうことが大事だと思われた時期は過ぎ、新しく、微温的が駄目なのか?暇つぶしだけの人生は駄目なのか? を考える時期が始まりました。
私たちが求めているのはそういうのじゃなくて、純粋にエロを目指しているのになぜか、なぜかではないですが、純粋にエロを目指しているのにエロ方向が少し笑いにはみ出している、そういう画像です。わざわざ「笑えるエロ画像」を見たいと思うときに、身体の一部分が異常に大きい画像(こういうのがおもろいやろ?)、のようなものを見たいとは思いません。それは「笑えるエロ画像」ではありません。私たちが見たいのは、「あっは〜ん……!」という画像(くれぐれも注意しておきますが、ここに笑いへの意志はひとつもありません。本当に真剣にエロい気持ち、劣情をもよおさせようとする意志しか、画像にも、見る人にも、ありません)がなぜか(なぜかではないですが)じんわりと笑えて来る、ニヤニヤが次第に大きくなってくる、そういう画像があつめられ、2chにスレッドを立てられ、まとめサイトに掲載される、そういうことが起きたら楽しいなあ、と思いました。ここ2週間で最も生産的な思考活動によって生み出された日記です。これはおもしろい話ではありません。私には仕事ができない。人を大事にすることができない。他人と楽しい会話ができない、自分の人生を豊かにするような充実した知的社会文化活動を行うことができず、こんなつまらないことを考えることしか出来ない、という、本当の悩みがあります。