日記

アンナと過ごした4日間」フィルムセンター
映画なんて別に見なくていいし、見るとしても、おもしろければそれでいい。おなか抱えて笑うことができたら最高だ。
そういうものだと思っていました。
それは嘘ですが、もし見るべき映画というものがあるとしたら、「列車の到着」とかになるのでしょうか、よくわかりません。


美しいとか至福とかつまらないとか寝そうとかそんな評価はまったくわからない。最高だ!最高の映画だぞ!と言っていいのかどうかわからない。むしろ映画として最高とかどうでもいい。人はみな絶望して死ぬべきである。
そんなことを思いました。祖母の遺品を燃やすときに流れる涙にお芝居が感じられてしまうのではなく、あそこですら冷静な無表情ではいられない出口の無さに絶望の無限の深さを感じさせられる。
もし愚かにも希望を語りたくなってしまうときがあったら、最低でもラストの塀の下から語り始めなければならない。
youtubeに予告編ありますがあれは題名が同じ別の映画の予告です。
エッセンシャルキリング楽しみです。